育休を取り始めて早半年以上が過ぎました。ヨメは仕事復帰を果たし、今は日中、一人で育児と家事に取り組んでいます。
ヨメが育休中の時から思っていたのですが、育児って独特の疲れを感じます。よく赤ちゃんの育児は大変!と聞くことがありましたが、それを実感する毎日です。
仕事をやっていた時も、疲れ自体は感じていましたが、育児の疲れとは種類が違うように思います。

私は働いている方が正直気持ち的には楽だなぁ・・・

ボクたちは子だくさんだから子育て大変だよ!

楽しいんだけどね~、たまに助けて~ってなる!
今回は、なぜ育児が疲れるのか育休中の男性目線で考えてみます。
普段の仕事とは全然種類が違う!育児の疲労!

まだ子どもが産まれて1年も経っていないので、親としてはまだまだ経験不足ではあるのですが、現時点での体験で考えてみます。
日本の既婚男性の方の多くは仕事をされていると思いますが、仕事は仕事で疲れますよね・・・。私も育休前まで働いていましたが、忙しい時期は毎日ヘトヘトで帰宅し即寝るような生活でした。
しかし、育児による疲労はそんな仕事よりも疲れを感じる時があります。
①定時というものが存在しない!

仕事であれば、8時~17時などの定時がある中で働くということが多いと思います。(もちろん残業等もあるとは思いますが・・・)
一方、育児は定時という概念がないんです。
赤ちゃんは体調や気分次第で色々な行動を起こします。その行動一つ一つに24時間体制で対応しなければなりません。当然、夜はある程度寝てくれたりするので、24時間動きっぱなしというわけではありませんが、ここまで働いたらひと段落という概念がないんです。
なんだかんだ休める時間あるんでしょ?と思われる方もいるかもしれませんが、睡眠時間も細切れになったり、育児と同時に家事も進めなければならないので休める時間は私の体験上では1日の起きてるうち1時間~2.5時間程度です。
②1日のスケジュールを立てられない!
サラリーマンの仕事であれば、出社してこの時間までにこの仕事を終わらせ、この時間に営業先で打合せ・・・と一日のスケジュールがある程度立てられますが、育児の場合はスケジュールを立ててその通り実行・・・というのはほぼ不可能。
夜中に夜泣きする赤ちゃんもいますし、離乳食がスタートすれば食事にかかる時間も赤ちゃん次第。おむつを交換するタイミングやお昼寝時間もあくまで赤ちゃん次第です。お出かけしようにも、服を着替えたりするのに時間がかかったりして出発時間が遅れるのもしょっちゅうです・・・。
月齢が進むにつれて徐々に一日のリズムはできてきますが、なかなか時間を決めて行動は難しいと感じます。
③自分の時間が取りにくい

仕事の場合、帰宅後から寝るまでの間はある程度自分の時間が取れますが(育児を手伝っている方も多くいるかと思いますが)、育児の場合は自分の時間がなかなか取れません。
日中で自分の時間を取れるタイミングと言えば、赤ちゃんがお昼寝している時間や少し赤ちゃんが大きくなったら一人遊びしている時間だったりしますが、その時間の間に家の掃除や夕飯の準備や食事の後片付けなどもこなさなければなりません。
結局、少し余裕ができるのは赤ちゃんが寝て、夕飯の洗い物と翌日のヨメの弁当の準備を終わらせた21時以降になるのですが、赤ちゃんの寝つきが悪くて寝てくれるのが22時を超えることもたまにありますし、自分の睡眠時間も確保しなければ次の日に支障が出るので23時には寝なければなりません。そうなると結局自由に使える時間は平均して1.5時間程度となります。

うちはヨメが洗濯担当してくれてるからかなり助かってます・・・
働いていた時も、時期によっては毎日22時や23時に帰って翌8時には出勤・・・という毎日を送っていたことがありましたが、週に1日か2日はお休みがありました。育児には365日休みがありません。
(参考)私のとある平日の一日
- 6:45 ヨメ起床(朝食は前日に準備したものかシリアルにしています)
- 7:30 起床/ヨメ出勤
- ぼーの朝の離乳食解凍(冷凍してあるので)
- ぼーの麦茶、ミルク準備
- 7:45 ぼーさんをベッドから降ろす(7時前から起きてます)
- ぼーさんの朝食タイム
- おむつ交換
- 8:15~8:45
- 自分の朝食、歯磨き、着替え等
- ぼーさんに絵本読み聞かせ(2~3冊程度)
- 8:45~9:00 冷蔵庫の中身とネットチラシを確認して、買い物リスト作成
- 9:00~9:15 家の駐車場除雪作業(冬季のみ)
- 9:15~9:30 ぼーさんのおでかけ準備(水分の準備や服の着替えなど)
- 9:30~11:30 食料品・日用品買い出し(ぼーさんも同行。買い物中は抱っこ紐使用)
- 11:30~12:15
- ぼーさんのおむつ交換、昼食準備
- ぼーさん昼食タイム
- 12:15~14:30
- 自分の昼食
- ぼーさんの相手
- 家の掃除、風呂掃除など
- 朝食、昼食分の食器洗いなど
- ぼーさんが散らかしたおもちゃの片づけ
- (30分程度)休憩
- 14:30~15:00
- ぼーさん、おやつタイム。
- ぼーさんに絵本読み聞かせ(3冊程度)
- 小休憩
- 15:15~15:45夕飯の下準備
- 15:45~16:00
- お風呂準備(ヨメ帰宅前までに沸かしておく)
- ぼーさんが遊んでいる途中で大泣きし始めてその対応
- 16:00~16:40
- ヨメ、私、ぼーさんも入浴
- ぼーさん、入浴後スキンケア、着替え(ヨメ担当)
- (私)入浴後、夕飯準備開始
- 16:40~17:15
- (ヨメ)ぼーさんの相手
- (私)夕飯支度
- 17:15~18:00夕飯(ぼーさん、私たちとも)
- 18:00~18:30
- (ヨメ)ぼーさんの相手
- (私)夕食後の片づけ
- 18:30~19:00
- (ヨメ)ぼーさんの相手
- (私)ヨメの翌日の弁当準備
- 19:00~20:30
- (ヨメ)洗濯や衣類一般の片づけ、自由時間
- (私)ぼーさんの寝る前の水分補給、歯磨き(拭く)、寝かしつけ開始
- 21:00 ぼーさん、寝る。
- 21:00~22:00
- (ヨメ)録画したドラマを見る、就寝前準備
- (私)翌日の特売チラシの確認など、自由時間(ブログ記事作成、その他作業あれば)
- 22:00 ヨメ、寝る
- 22:00~23:00 ゴミ出しの準備、自由時間、就寝前準備
- 23:00 (私)寝る

やり方が悪いのかもだけど、1日があっという間・・・

想像以上に忙しいんだね・・・

ふぁあ~♪
小休憩や自由時間はあることはあるのですが、ぼーさんのご機嫌次第で毎日前後したり無くなったりするので、中々決まった時間に休むことはできません・・・。
④育児に正解が無いので色々と悩む
仕事であれば、売り上げを上げたり、業務の効率化によって残業時間を減らすなどなど数字として成果が表れたりしますが、育児には正解がありません(というか、私には正解が分かりません)。

育児書にベースとなる成長の姿や月例別のやるべきことは載っていますが、赤ちゃんは一人ひとり個性がありますし、我が家のようにやや予定日からフライング気味でお腹から出てくることもあります。
育児書には離乳食を食べ始めるとされている頃に全然食べてくれないことがあれば、予想より早く何か話し始めたりもします。その場その場で判断して対応を考えなければならないのですが、一人目の育児で右も左も分からないため色々と悩み、それで疲れてしまったりします。
何か対応を間違えて成長に影響を与えてしまったら・・・、保育園に入ってから周りの子たちより成長が遅すぎたらどうしよう・・・と心配のタネは尽きません。
あまり気にしても解決するものではないんですが、それが分かっていてもやっぱり悩んでしまうんですよね。
⑤コロナ禍もあって、外出できない(しにくい)!
これは2020年~2021年に出産(育児)された方は皆さん抱えられていた問題なのではないでしょうか?
自治体が開いている子育て教室なども軒並み中止になり、緊急事態宣言中は外出できず、解除されてもマスクを着用できない赤ちゃん連れではあまり外出できる場所も限定され・・・。
そして、また20年の暮れから感染者数が増加し・・・。
我が家はヨメが医療従事者ということもあり、なおさらどこにも行けない日が続いております・・・。
仕事をしていた時は一日中家の外にいるので分かりませんでしたが、いくら我が子とは言え、家にずっと赤ちゃんと二人で引きこもっているというのは結構精神的に堪えます。
予測不能性と答えがないのは男性には結構ストレスに感じる人が多いかも
個人差もあるとは思うのですが、普段サラリーマンとして働いている男性にとって育児は”予測不能性”と”答えがない”ことが一番辛いように思います。
一方、うちのヨメが育児で一番苦手と言っている泣き声や叫び声については私はあまり苦になりませんでした。
過去にテレビ番組で赤ちゃんの泣き声は敢えて人間にとって不快な音でできていると紹介されていましたが、ひょっとしたら女性が持っている母性も関係しているのかもしれませんね。
色々疲れますし、ストレスも溜まることもありますが、育児は結構楽しいです

1年に及ぶ育児休業を男性が取るのはかなり日本においてレアケースだと思いますし、我が家のようにヨメの方が先に復職して男性側が一人で家で育児と家事を担うのはひょっとしたらもっとレアケースかもしれません。
家で一人で育児することがこんなに大変なのか・・・と世の育児中のお母さん方を尊敬しつつ、私個人的には子どもの毎日の成長を間近に見ることが出来、満足な育休期間を過ごさせてもらっています。
決して楽ではありませんが、息子と二人成長できる育休期間になるよう、残りの育休期間も全力で息子と向き合い、家事を通じてヨメの仕事のサポートもしていければと思います!