我が家の家選び⑩ ~住宅の仕様選定!基礎、躯体構造、外壁、屋根

住宅
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 我が家の家選びシリーズも早くも10記事目。ぼーの闘病やら、復職やらで更新がなかなか進まずですが、何とか完成まで進めていきたいと思います!

 前回の記事はこちら・・・。

 初めから読まれる方はこちら・・・。

仕様の選定!基礎、躯体構造、外壁、屋根材

 最終見積もりに向けての仕様選定!今回は基礎、躯体構造、外壁、屋根材について工務店にお願いした仕様をまとめていきます。

基礎

 基礎と聞くとそもそもカスタマイズできるの?と私も思っていたのですが、工務店に聞いてみると・・・。

”できますよ~”

あはたぴ
あはたぴ

できるんだ・・・

ヨメ
ヨメ

基礎・・・?

 というわけで、できると言われると調べずにはいられず・・・。

基礎の仕様
  • 基礎断熱 ※標準:基礎断熱
  • 基礎立ち上がり幅150mm ※標準:120mm
  • コンクリート呼び強度30N/㎟ ※標準:21N/㎟
  • 土間下防湿シート0.2mm ※標準:0.1mm
  • 土間下断熱材(EPS60mm) ※標準:なし

 標準仕様の基礎立ち上がり幅の120mmは近年あまり採用されていない幅であるため、一般的な150mmに。また、コンクリート強度は屋根上に積雪ができる関係上、21Nから30Nへ強度を上げています。

 ちなみに、土地の地盤は比較的良好とのことで杭打ちは必要ないとのことでした。

 土間下の防湿シートについては、標準仕様0.1mm厚から耐久性、強度を上げるため0.2mmへグレードを上げています。

躯体構造

 躯体構造は、基本的に工務店の企画住宅仕様を踏襲しています。火災保険料低減の為、省令準耐火構造は追加依頼しています。

躯体構造
  • 在来軸組み工法 標準のまま
  • 構造材:主要な部分はすべて集成材 標準:一部集成材
  • フラット屋根(スノーダクト) 標準のまま
  • 防湿気密シート 0.2mm 標準:0.1mm
  • 省令準耐火構造 標準:なし

外壁(サイディング)

 外壁は、ケイミューのネオロック・光セラ16mmを指定しました。標準はケイミュー親水コート14mm。
 光セラの場合、30年は大きな補修・塗装が発生しないということで光セラに変更しました。(現行モデルの中では40年というものも出てきているそうです)差額は約80万。

 ちなみに、光セラを使用するときはメーカー純正の高耐久シリコンコーキングを使用しないとコーキング部分は15年で交換となってしまいますのでご注意ください。(基本的には光セラサイディングを採用すれば、高耐久コーキングを使用されるとは思いますが・・・)

ヨメ
ヨメ

当分の間メンテナンスフリーなのはいいよね!

 ちなみに、陶業系サイディング最大手のニチハのものでは、コーキングを使用せずに30年保証というサイディングもあります。私のお願いした工務店は基本的にはケイミューということで光セラを採用しましたが、その他のメーカーも選べる場合は色々と調べてみるといいかもしれません。

屋根関係

 屋根関係は標準仕様のガルバリウム鋼板のフラット屋根。高耐久のステンレス鋼板というものもあったのですが、あまりに高価だったので標準仕様のままとしました。(想定耐久は30~40年)

 一方、屋根下に使用するアスファルト防水シート(ルーフィング)については、標準仕様(JIS 940相当・15年~20年耐久)から高耐久品(30年)のタジマ ニューライナールーフィングに変更。(10万程度の増だったと思います)

 今回採用予定の、ガルバリウム鋼板の屋根材の寿命は一般に30~40年程度が上限とされている一方、標準的なルーフィングシートの寿命は20~30年程度(実態としてはもう少し持つらしい)とされています。
 ルーフィングの張替えは、屋根材をすべて剥がしてやり直しとなるため工事費用も大きくなりがち。だからと言って、耐用年数を大きく超えてくれば、漏水などの危険性も出てきます。そのため、屋根材の取替時期まではルーフィングも持ってほしいとの考えからニューライナールーフィングへ変更しています。

 ちなみにルーフィングについては、タジマ社で、ニューライナールーフィングの耐久性を超えるマスタールーフィングというものもあります。(こちらは耐久60年!)が、価格が高かったのと、そもそもガルバリウム鋼板の屋根材の寿命が40年ほどということもあり、(屋根の総取替の際にはルーフィングも交換する)それまで持てばいいという判断から採用していません。
 ちなみに、屋根材の中でも寿命が非常に長いとされる和瓦(陶器)を採用される場合は、マスタールーフィングを使用するというのもアリかと思います。 

防湿シートの厚みとルーフィングのグレードアップは比較的安価でも大きな効果!

 今回取り上げた項目で、コスパに優れたグレードアップは、土間下防湿シートと躯体気密シートの厚みとルーフィング。
 これらの部材は、一度家を建ててしまうと簡単に交換は不可能
 防湿・気密の各シートは数千円の差でグレードアップが可能です。0.1mmから0.2mmに変更できれば、建築作業中、入居後の裂け・破れ等のリスクを軽減できます。
 ルーフィングに関しては10万程度(概算)の差で、将来的な雨漏りリスクを大きく軽減できる他、将来の修繕費用も抑えることに繋がります。
 是非、住宅建築をこれから検討されている方で、これらの項目の部材変更ができるのであれば、グレードアップを検討した方が良いかと思います。

ねずこ
ねずこ

しっかり密閉できていると、壁の中での結露も抑えられるね!

 一方、私たちが採用した光セラ(光触媒)仕様のサイディングは+80万以上の出費となることから採用するか否かは人によって判断が分かれると思います。これは、そもそも普及グレードのサイディングでも、15年ほど経過時に一度塗装をかければトータル約25~30年は持つからです。この塗装費用は安価なものであれば、60~90万程。トータルでかかる費用はあまり変わらないとの考え方もできます。
 ただ、光セラの方が再塗装費用が掛からない上、デザイン性も高く、保証はされていませんが30年経過以降も再塗装なしで比較的色退色が少なくて済むようでしたので私たちは採用しました。ただ、金銭的メリットを考えると、積極的にオススメできるアイテムとは言えないかもしれません。

 次回は、熱源・住宅設備(水回り以外)についてまとめたいと思います!

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