我が家の家選び④ ~中古物件は状態の判断が難しい!そしてトラブルも!

中古住宅 住宅
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これまでの家選びの経過はこちら

 住宅展示場→舞い上がる→見積もりともろもろの維持費にビビる→中古物件探してみる(今回)
 こんな流れでここまで来ております。

中古住宅は状態の見極めが難しい!

色々回ってみた・・・が!

 金額的に新築は厳しいと思った私たちは、中古住宅を見て回ることになるのですが。
 ・・・ですが。

ヨメ
ヨメ

この家きれいだね~

あはたぴ
あはたぴ

そだねぇ~

ヨメ
ヨメ

この家もよさそうだね~

あはたぴ
あはたぴ

そうだねぇ~

ヨメ
ヨメ

この家も・・・

あはたぴ
あはたぴ

・・・

がっくり・・・
分からん・・・!

 何を基準に見ていいか全然わかりません。中古物件の見方も全く分からないままとりあえず何件か見に行っては見たのですが・・・。
 パッと見きれいでも、中古だからどこか悪いのではないかとの不安で、物件は見れどなかなか前に進めずにいました。

最近の中古物件は取扱業者がリフォーム済のことが多い! 

 中古物件を色々と見て思ったのですが、ある程度年数が経った物件はそもそも不動産業者が買取り、リフォームした上で売っているパターンが多く、最近はこういった売り方が多いようです。
 確かに、見た目は非常に大事ですから分からなくはないのですが、その結果としてリフォーム費用に加え、取扱業者の利益がかなり積まれてしまい、売主から不動産業者経由で購入する旧来のパターンに比べかなり割高な印象も少なからず受けてしまいました。

 そして、一番困るのは内見時に目立つところだけリフォームしているパターンが多いこと。目立つところというのは・・・

リフォーム済中古物件で手を付けていることが多い箇所
  • 外壁・屋根塗装(15年以上経過している場合・していない場合も多い)
  • 室内クロス張替
  • キッチン回り
  • トイレ回り
  • お風呂場回り

 この中でも、外壁・屋根の塗装をしてくれている業者は比較的まだ良心的(年数経過しているところはやって当然ではあるんですが・・・)です。
 比較的多いのは室内クロス張替とキッチン・トイレ・お風呂場の水回りのみの交換のパターン。
 女性が気にすることが多いとのことで水回りは交換することが多いようですが、逆に言うと、それ以外の箇所はあまり手を入れていないのです。

 要するに、断熱部分や基礎の部分、建物躯体、屋根下の部分など、本当に重要な部分(大きなお金がかかる部分)は基本的に何も手を入れていません
 ちゃんとした住宅メーカーや工務店が施工し、居住者の管理等も問題がない物件であれば、水回りと外壁だけのリフォームでいいのですが、そうでない場合は購入後に大きな修繕費がかかることが見込まれてしまうのです。

で、自分なりに建物の状態の確認の仕方を考えてみた

 ただ、私は建築士でも大工でもないズブの素人。どこが傷んでいるのか、正常なのかの判断はできません。
 が、2~3件中古住宅を見た後に、リフォーム業者の方に話を聞ける機会があり、躯体がゆがんでいなかったり、基礎部分等に問題がない住宅の特徴を教えて頂けました。さらに、自分でも色々な物件を見ていくうちに、危なそうな物件の共通点も見えてきましたので、記載しておきます。

素人でもできる中古物件のゆがみや基礎周りのチェック方法
  1. 引き戸や障子・内窓等を閉めてみて、壁(周囲)とのラインが一直線かどうか
    1. 建物がゆがんでいると、ぴったりと枠にくっつきません
  2. 5円玉に紐をつけ、扉などの枠が垂直になっているかどうか
    1. ☆ゆがんでいる場合は垂直になっていません
  3. 床下を確認し、湿っていないか、かび臭い匂いがしないかどうか
    1. ☆乾燥していればOK。構造材(木材に)の湿っている/濡れたような跡にも注意
  4. 屋根裏で水が滴ったような跡が見られないかどうか
    1. ☆腐っているような木材がないかも注意です
  5. ドアと床の間の隙間が一定かどうか
    1. ☆建物がゆがんでいると、一定になりません。
  6. 床下の基礎のクラック(ひび割れ)がないか、床下の土(コンクリ)の上にゴミ等が散乱していないか
    1. ☆基礎に比較的大きなひび割れがある場合は問題がある可能性があります

中古物件の中には危なそうなものも多かった

 上記のチェック方法を中古物件を見る際に(途中から)実践してみたところ、素人目でも危なそうな物件が約半数ありました。特に築30年を超えている物件で、基礎のクラックや基礎木材部の腐り、窓枠のズレ等が多く見られました。

 結局6~7件の中古物件を見に行きましたが、床下の湿気が少なく、建物全体のズレが少なかったのは2件だけ。販売元や仲介業者の不動産業者は売るのが最優先ですので、あまり物件の悪いところは教えてくれません。ひたすらリフォーム済のところをアピールしてきますので、本当に注意が必要だなと痛感しました。

 そして、素人目線で大丈夫そうだなと思った2つの物件。

 1つ目の物件は、3LDKの平屋で築20年、外壁屋根再塗装済という理想的な物件。しかも業者によるリフォーム済物件ではないので、価格が1,000万台前半と非常に安価。車庫も2台分ついていました。
 2つ目の物件は、スウェーデンハウス施工の築15年ほどで、2LDKの物件。2LDKではありますが、子ども部屋に相当する部分が広く、ドアも2つある構造で2部屋に楽に変更できるようになっていました。外壁屋根、木製窓部分の塗装に加え、クロス、キッチン、トイレ交換済、カーポート・物置付きの物件でした。但し、価格が2,000万円台前半と結構お高め。

やっとよい物件に出会えた!と思った矢先・・・

とりあえず、1,000万前半の物件に照準を当てる

 で、私たちが第一選択肢としたのが、前述の1つ目の物件。この物件、小学校も徒歩5分と近かった為、将来子どもが出来た際(その時はまだ妊娠していなかった)には非常に利便性がよかったのです。

 さらに、外壁や屋根も今後15年ほどは手入れがほぼ不要とのことでしたので、キッチンやトイレ回りのみのリフォームで当面は問題なく利用できそうな物件でした。

 不動産屋からは、買付は先着順と言われており、住宅ローンの審査の間だけ待ってもらうこともできないとのこと。リフォーム代も同時に借りようと思っていた私たちは、急ぎリフォーム業者の方と打合せを始めました。

1か所の間取り変更と、キッチン・風呂・フローリング交換、屋根裏追加

 当初はキッチンとお風呂のみ交換する予定で考えていましたが、結局フローリング(クロス)、屋根裏収納の追加も行うこととなり、リフォーム業者の方と話を始めました。
 総額は400万~500万ほどになるとのことで、詳細な見積もりは1週間程度かかるとのこと。とりあえず、見積もりの総額が分かった時点でローンを出そうと考えていました。

リフォーム業者とのやり取りの翌日に・・・

 それはリフォーム業者の方と打合せをした翌日の突然の連絡。私が出張先で昼食を食べているときに不動産業者から一本の電話が・・・。

営業さん
営業さん

あはたぴさん、すみません。例の物件売れてしまいました。

あはたぴ
あはたぴ

そうですか、仕方ないですね

 絶対人気だろうな・・・と思っていましたし、即金で買う方に先に売れることは覚悟しており、リフォーム業者にもそのリスクは話をしていました。
 ・・・が、衝撃はその後の言葉

営業さん
営業さん

ただ、その方のローン通過までは確定ではありませんので、もし何かあればまたご連絡します。

話が違うじゃん

 そう、ローンの審査待つことはできないと営業さんから明確に言われていた私は一瞬頭が混乱しました。

あはたぴ
あはたぴ

ローンは待てないって言っていませんでした?
話が違うんじゃないですか???

営業さん
営業さん

いや、あくまで私は先着順買付申請としか言っていません

 ・・・だめだ。家は良かったけど、この不動産業者は完全にダメだ・・・。

あはたぴ
あはたぴ

そうですか。話になりませんね。

 そういって電話を切りました。で、しばらくの間放心。

このやろぉ・・・

 怒りがこみ上げてきたものの、まずはリフォーム業者の担当さんに謝罪といきさつを説明。リフォーム業者さんの営業さんからも、なんか変な話だとは思っていたんですよね~とお返事が。
 一応、今回のダメダメ不動産業者の名前はお伝えし、お互い注意しましょうということで話を終えました。

そしてまた振り出しに戻る

ヨメ
ヨメ

なによその話!言ってたことと違うじゃん!!

あはたぴ
あはたぴ

もうどうしようもないから次探そう、次

 とは言え、もう一つよさげな物件であった2,000万前半のものは子ども部屋を分けたりすることを考えると、予算オーバー。また、キッチンが別部屋になっていることも少し引っかかっていたため見送り。

 私たちの家探しはまた振り出しに戻ってしまいました。
 続きはまた次回!

ねずこ
ねずこ

おうち探すのって大変なんだなぁ・・・

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