日本は父親の育児休業制度世界1位!

ぼやき
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 ここ最近発表された情報ではないのですが、日本は父親の育児休業制度が世界で最も優れているとユニセフが発表しています。

 具体的に何が優れているのか。問題は何なのか考えてみたいと思います。

福祉制度で日本が1位を取れるのは珍しいのですが・・・

 福祉関係の制度で日本が1位を取れるのは珍しいのですが、父親の育児休業制度という面だけで見ると世界(調査対象41か国)で1位なんだそうです。

 参考: https://www.unicef.or.jp/news/2019/0087.html

 ちなみに、母親の育児休業制度は全体の16位。日本ではまだまだ女性が育児をすべきという考え方が根強く残ってはいますが、父親の育児に対しての支援制度がここまで整っているのはちょっと驚きます。
 逆に言うと男性の育児参加が進んでいる海外であっても、男性の育児休業制度は日本ほど恵まれていないということになります。

評価のポイント

 ユニセフの発表によると、評価ポイントを下記のように指摘しています。

・・・前略・・・日本は父親に6カ月以上の(全額支給換算)有給育児休業期間を設けた制度を整備している唯一の国・・・後略・・・

https://www.unicef.or.jp/news/2019/0087.html (ユニセフ)

 ”全額支給”と聞くと、えっ?となりそうですが、現在の日本の育児休業給付は、

給付金の目安

〇育児休業の開始から180日まで・・・休業開始時賃金日額×支給日数×67%
〇育児休業の開始から180日経過後・・上記の67%が50%に減額

※但し、勤務先から育休期間中に給与などが得られる場合は減額されることがあります。

 となっています。なんだ67%じゃ、全額じゃないじゃんと思われるかもしれませんが、給付金は課税対象外となる他、社会保険料が免除され、事実上手取り金額はあまり変化がないのです。

 詳しくは、以前の記事でもご紹介していますので参考までに。

 この支給額換算で、6か月以上の有休育児休業期間を男性に対して整備しているのは、世界で唯一なんだとか。

 日本は子育て支援が足りてない!なんて声も良く聞かれる中で意外な事実です。

ただ、ユニセフからはこんな指摘が・・・

 こんなに恵まれた制度があるのだから、普通なら男性の子育て参加が進むはず!と思うわけですが、残念ながら日本はまだ育児=女性とする考え方が主流。

 ユニセフの記事でも、日本において2017年に育児休業制度を取得した父親は20人に1人と指摘されています。

 せっかくのいい制度があっても使う人がいなければ宝の持ち腐れ。地方部に住む私の感覚からすれば、20人に1人も父親の育休取得なんてしていない印象です。おそらく、意識改革が進む首都圏などが取得率を上げているだけで、地方では1~2%程度がいいとこではないかと思います。

そもそもなぜ男性の育児参加が求められているのか

 我が家は、

①共働きであったこと
②ヨメが仕事に早期復帰する予定だったこと
③そもそも家事全般は私の方(男性側)が担っていたこと
④私が子育てに興味あったこと

 この4つのことから私(男性側)の育休を長期間とし、ヨメの育休期間は極力短期間とすることに決めました。

 男性の育児参加については近年急速に推進が求められるようになってきていますが、やはり一番大きな理由は共働き世帯が非常に増加したことに尽きるのではないでしょうか。

 ひと昔前までは専業主婦が主流だったわけですから、負担は非常に大きかったにせよ女性側が基本的に育児を担うという考えがそれなりに合理性はあったのでしょう。しかし、共働き世帯において女性側が育児をすべて担うのは非常に過酷と言わざるを得ません。出産して仕事を続けたくても結局、離職などに繋がることも多く、こういったことを防ぐためにも男性の育児参加が必要とされてきているのではないかと思います。

 一方、これまでに男性の育児参加に対する記事やネット上の声などをかなり見てきましたが、両親両方ともが長期間育休を取ればいいという簡単なものでもないようなのです。
 特に、多かったのは女性からのこういう声。

りすこ
りすこ

”夫が育休取っても家でゴロゴロしているだけでなんの役にも立たない”
”何もしないなら夫は働きに行っていた方が楽”
”出産後2か月は夫がいてくれるのは助かるけど、そのあとは全日の休みじゃなくて、子どもが病気になった時などに柔軟に休みを取ってくれればそれでいい”

うさお
うさお

辛口コメントだね・・・

 男性側からすると辛辣な意見もありますが・・・。私は、3つ目の意見が結構的を得ているのではないかなと思います。
 いろいろ本も読みましたが、出産直後の女性側の体力の消耗は非常に激しいものがある他、赤ちゃんの授乳回数も多い為十分に睡眠がとれないなど、出産後1か月はかなり大変な状態になるようです。

 そのため、女性側が十分に睡眠や休息が取れるよう、男性側が、夜間の授乳(搾乳しておいたもの or 粉ミルク)や、体力が回復するまでの間の家事一般を担うことは重要なんだとか。
 一方、2~3か月経過後は女性側も体力がそれなりに回復してくるので、前述の女性の声にもあったように、男性側が手持ち無沙汰になってしまう場面も出てくる可能性もあるのでしょう。

 我が家の場合も、前述のような声を参考にして、全期間(1年)両親が育休を取る必要はないだろうと判断し、ヨメは体力回復(授乳の状況もあるが)を待って早期に職場に復帰することとし、原則、私の方が赤ちゃんが1歳になるまでの間、育児一般を担当することとしました。

出産後1か月くらいの男性側の育休義務化は必要なのでは・・・

 共働きか、専業主婦(夫)がいるのか、頼れる両親はいるのか・・・などなど、諸条件はもちろん異なりますが、私の個人的な意見としては、出産後1か月は男性側の育休は義務化にすべきなのではないかな・・・と思います。

 まだ、赤ちゃんが産まれていないので、子育て後に意見は変わるかもしれませんが、親戚の子育て世帯などの話を聞いても、やはり出産直後は非常に女性側の負担が大きいようです。これは共働きかどうかにかかわらず、やはり男性側の支援が必要なのではないかな・・・と思います。

がんじがらめに育休1年!というのも違う気もする・・・

 一方で、何がなんでも男性側も1年育休取れ!というのもちょっと違う気もします。我が家の場合は私が家事一般をやっていますので、今回1年間の育休を取ることにしていますが、主に女性側が家事を担っているパターンが日本ではまだ多いでしょう。
 こうなってくると、夫が家事を苦手とする場合、何もすることがない状態というのも出てきてしまいます。

ヨメ
ヨメ

うちは、私が多分暇になっちゃいそうだから、早めに働きます!

 もちろん、夫婦で1年子どもの成長を見守るというのも非常に貴重な時間でしょうから、それができる場合はそれもよいのでしょう。
 必ずしも1年間育休!としてしまうと、1年のお休みが仕事上大きなブランクになってしまう方も少なくないでしょうし、仮に3人子どもを産むと合計3年のブランクになってしまい、仕事に復帰しにくい・・・と思う方も出てくると思うのです。

 出産直後は両親で協力して対応して、女性側の体力が回復し授乳などの目途が立ったら、どちらかが主体で育児をし、もう片方はトラブル時に柔軟に対応できる体制をとっておく。これが今の日本では現実的なのではないかな、と思います。(本当は2人で育児できれば素敵でしょうが)

もう少し男性が育休を気軽にとれる社会になることが大事

 いろいろと書いてきましたが、最終的には、社会全体が男性の育休に対してもう少し寛容になってもいいのではないかな・・・と。
 担当業務などによってさまざまな事情はあるのでしょうが、やはり男性側が出産直後だけでも育休を取る(有給取得でもいいとは思います)のは女性側にとって非常に大切なのではないでしょうか。

 少子化が進めば経済も停滞します。
 雇用主である企業も含め、社会全体で子育てをどう支援していくか考えるべきなのだと思います。

 そして、自分は育休を取得しますが、休業期間の業務を引き渡し、負担をかけてしまう同僚に対していかにスムーズに引継ぎができるか考えていきます。
 引継ぎが順調に行って、私のいる会社の育休に対するハードルが少しでも下がることを少しだけ祈って。

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